茶色の固まりの一番後ろにひっつくとたちまち喧噪が私を包み込む。 どうやらこの先にクラス名簿があるらしいことを聞きつけた私の胸が高鳴った。 同じ中学から来た友達は何人も居たけれどまだ会えていない。 クラスは一緒だろうか。 誰がいるのだろう。 誰か知っている名前。