その話を聞いて私はとりあえず納得した。
「とりあえず分かった。その3人は生きているよね。
一度会ってみたいんだ。」
無理だと思ったけどダメもとで聞いてみた。
「うーん。俺は知らないな。シエルは?」
「一人ぐらいなら知っています。会えるかどうかは別ですが。
その人は『北雪の歌い手』です。ついでにこの国の住人は
たくさんの種類の種族が存在しておられます。例えば、人間や我々の様な
天使や悪魔、精霊、死神までいます。」
「死神!!!スゴい…」
驚くしかなかった。死神って鎌を持った骸骨を想像してしまった。
怖い…殺される…
「死神っていっても貴方のいた世界で言うと警察です。
どうやらクリミヌルとか言う悪いやつを倒しているようです。」
心を読まれてしまった。
「へぇ～」
「まぁ、ほとんどは姿が見えないらしいけど。死神もクリミヌルも。
力を持っている人以外だとさ。」
「力を持っている人だけか…」
すると、シエルさんは電話を掛けていた。というかここも
電話あるんだね。
3分後…
「1時間後に来て良いとのことです。1時間後に出発しましょう。
ついでに『北雪の歌い手』の名前は[ミスティー・シュレア]です。」
「ありがとうございます!行きましょう!『北雪の歌い手』の所へ!」