「この国…いや、全世界において破滅の危機なのです。」
そういってシエルさんの話が続いた。


2年前までは平和だったのです。この国も。
しかし、突然あいつがやって来たのです。
あいつというのは、闇の神様のことです。
そいつは、
「来年また来る。その時には全世界を崩壊させてやる。
せいぜい足掻くんだな。」
と言って去ったのです。
そして、去年…
闇の神様が全世界を消しにやって来たのです。
なんとか、この国は助かったものの周りは全滅です。
何故ここの国が無くならず済んだのかというと
幻の力を持った4人でした。
それが
『北雪の歌い手』(ノア)
『東雷の狙撃手』(イーラ)
『南火の堕天使』(フォーノ)
そして、
『西風の巫女』(ミューシャ)
と呼ばれる人々でした。
そして、勝ったものの大変な傷を負っていたのです。
『北雪の歌い手』と『東雷の狙撃手』は重症。
『南火の堕天使』はダメージで記憶喪失と言われています。
『西風の巫女』に関しては唯一の死亡者だったのです。
そして、『西風の巫女』の力は瑞希様に宿ったのです。