階段に小さな箱があった。なんともない箱なのに魅力があった。
開けるとき一瞬躊躇してしまった。しかし、幸運を願いながら
箱を開けた。
その時だった。
箱の中から、美少年二人が現れたのだ。
一人は悪魔のような角や翼があった。もう一人は天使のような輪や
翼があった。
悪魔のような美少年は
「貴方は…瑞希様でございますね?」
と言った。
そう言えば全然自己紹介していなかった。
私の名前は結城瑞希(ゆうき みずき)。アニメをよく見る。
オタクではない。隠れマニアなのだ。←ほぼ同じby作者
「はい。」
「やっぱりそうなんだ!」
天使のような美少年が言った。
勘だけどこの人から離れないといけない気がした。
「我々は瑞希様を探しておりました。私の名前はシエルと申します。
ついでに私の隣にいるものがクロウと申します。」
悪魔のような美少年=シエルさんが言った。
ついでに天使のような美少年=クロウさんという名前らしい。
「俺たちと来てくれないか?『西風の巫女』(ミューシャ)」
「え?」
何を言っているのだろう?確か…クロウさんだったっけ。
「やはり知らなかったですか…。」
この先は危険だと頭の中でサイレンをならしていた。
逃げようとした。しかし、脚が言うことを聞かない。
しかも、さっきから頭痛がする。
すると、クロウさんは後ろに行ってこっちに向けて矢を引いている。
殺される!!!
「大丈夫ですよ。頭痛をしているようなので楽にさせよう
と思っているのです。」
シエルさん…怖すぎ。
矢が放たれた。
頭に向かって飛んできた。
やっぱり死んでしまう。
そう思った。
頭に突き刺さったかと思ったかと思いきやなんと、すり抜けた。
すると、頭痛が治った。しかし、シエルさんが
「治りましたか?その副作用ですが、貴方の存在を消しました。
親や友達から貴方という存在が無くなりました。」