その夜、涼子は自室のベットの上でひたすら泣き続けた。



(私なんかを馬鹿にしてそんなに面白いの?男子にもてない事くらい、自分自身が一番よく分かってるよ。からかわれている事くらい、分かってるよ。私、花隈君に何か悪い事した?授業中も、休み時間も、登下校も…。私、いつも誰の邪魔にもならない様にじっと大人しくしてるじゃん。どうして、こんな仕打ちを受けなければならないの…。もう…、ほっといてよ…。)