夢は、不思議な力を持っていて、
近所の子供やその親に恐れられていた。
傷ついた小鳥を治したり、普通ならば人間には
出来ないことを、それが当たり前に
出来るようにしていた。
でも、私と私の親は、恐れなかった。
私は、こう誰かに向かって言ったんだ。
『大切なね、人を守れるくらいのね、
力が欲しいの、これがね、私の願い
叶えてよ!恐れられてもいい……。
もう…、大切な人を無くしたくないの。』