斉「となると、別荘のほうか・・・・」

聞き覚えのないことにアリスが聞き返す。

『別荘?初耳なんですけど』


加「あぁ。まだ言ってなかったか。」


加賀美はその別荘について説明をし始めた。

その別荘はアリスの母方の叔父が所有していたものだという。

しかし、叔父が3年前に行方不明になり、恵子が引き取った。

夏にちょっと遊びに行く程度で、大したものは残っていない。

今は、叔父の知り合いが管理をしている。

『へぇ~』


加賀美の説明が終わると、アリスは相槌をうった。


工「じゃ、明日行ってみっか。」

『りょーかぁーい』


アリスは欠伸をすると、車に戻って寝転んだ。