工「で、ここが寝室。」

工藤達は片岡恵子のアパートに入り、アリスを案内した。

1LDKの狭い部屋なので、すぐに終わってしまったのだ。

東「とまあ、一通り見てみたが・・・なにか思い出したか。」

とくにアリスに変化はなかったものの、一応聞いてみる。



『・・・・・本当にここが私の家?』



顎に手をあて、考えるポーズで首を傾げる。

斉藤が そうだよ と答えるが、返事は返ってこなかった。


桐谷が不思議に思い、どうしたの? と言った。

『ん・・・なんか違うんだよな』

加「なんかって?」

加賀美の質問にまた首を傾げる。


『うーん‥。勘なんだけど、私はここに来たことないと思う。』


桐「え!?ないんか!?」


『勘だっつたろ』