タッタッタッタッ

「霙ちゃん早く!」

「愛梨珠!前見て走らないと人にぶつかる!」

バフッ

「ほら。」

「あぅっ。ごめんな…さ…い。」

「何で途切れ途切れなの!?ごめんなさい!って、あ…」

「「凄いイケメン」」

「じゃなくて!霙ちゃん!時間ない!
さっきゎごめんなさい!それでゎ!
霙ちゃん!はやくー!」

「分かってるって!それでゎ!」

タッタッタッタッ

「あ?何だ?さっきの子達。てかカバンに海姫学園のロゴ入ってたから海姫の子か。面白くなりそう」

5分後

「ついたァーっ!」

「セーフ。」

「霙ちゃん!見に行きましょう!」

「うん!」

テクテクテクテク

「Sクラスですか…霙ちゃんゎ?」

「ウチもSクラスだょ!」

「「一緒ー!」」

「教室に行こう!」

「うん!」

テクテクテクテクテクテクテクテク

ガラッ

「なんなのよ!あなた!ふざけないでよ!」

「それゎこっちのセリフだゎ!何様なのよ!」

「喧嘩ですか?」

「そうみたいだね。」

「もうすぐ式が始まってしまうから止めますかぁ。」

「正気?愛梨珠」

「はい!正気です!」

ボソッ「愛梨珠が怒るまでに喧嘩が止まれば良いんだけど」

「霙ちゃん何か言いましたか?」

「ううん!」

「ぁの。2人とももうすぐで式が始まりますよ!喧嘩ゎ辞めましょう!」

「うっさいゎね!関係無い奴ゎ引っ込んどきなさいよ!」

「貴方、関係無い癖に何様?どっかに消え…て下さい。」

「あのですね。私だって止めたくて止めてるんです。
式が始まるって最初に言いましたよね?
別に良いですよ?
成績下がって停学になったって
退学になったって
私にゎ関係ありませんが。
それでもやるならどうぞお好きに。」

「ほら。キレかけた。愛梨珠。行くよ」

「あ。霙ちゃん待って下さい!」