ゲストのお客が帰った後、
今度は、別の席へ、ヘルプで回される。
ヘルプとは、指名のホステスが、指名が重なっている為、席を開けている間の、穴埋めである。
「失礼します」
席に座っているのは、30過ぎのサラリーマン風の男。
軽く会釈し、隣に座るが…。
まったく、しゃべらない。
少し仲良くなった先輩が、言っていたけど、
指名の女の子以外、まったくしゃべらないお客はいるらしい。
まるで、指名の子以外と話すことが、浮気でもしてるかのように…。
(俺は、お前以外の女とは話さない!)
その先輩は、ゲラゲラと笑いながら、
(彼氏とか、お前だけとか…特別感を、アピールするキショイやつは多い。気持ち悪い)
先輩は、吐くような手振りをする。
「あのお…」
何か話そうと、口を開くが、お客は前を見て、無表情で、可憐を見ようともしない。
ちょっと戸惑っていると、
「ありがとうございます」
後ろから、声がした。
はっとして、可憐が席を立つと、
茶髪の髪を上で束ねて…
一際目が大きく、猫のようにつり上がった女が、お客の隣に座った。
お客の顔が、ぱっと笑顔になった。
今度は、別の席へ、ヘルプで回される。
ヘルプとは、指名のホステスが、指名が重なっている為、席を開けている間の、穴埋めである。
「失礼します」
席に座っているのは、30過ぎのサラリーマン風の男。
軽く会釈し、隣に座るが…。
まったく、しゃべらない。
少し仲良くなった先輩が、言っていたけど、
指名の女の子以外、まったくしゃべらないお客はいるらしい。
まるで、指名の子以外と話すことが、浮気でもしてるかのように…。
(俺は、お前以外の女とは話さない!)
その先輩は、ゲラゲラと笑いながら、
(彼氏とか、お前だけとか…特別感を、アピールするキショイやつは多い。気持ち悪い)
先輩は、吐くような手振りをする。
「あのお…」
何か話そうと、口を開くが、お客は前を見て、無表情で、可憐を見ようともしない。
ちょっと戸惑っていると、
「ありがとうございます」
後ろから、声がした。
はっとして、可憐が席を立つと、
茶髪の髪を上で束ねて…
一際目が大きく、猫のようにつり上がった女が、お客の隣に座った。
お客の顔が、ぱっと笑顔になった。