返信をして1分もたたない内に
翔琉くんからの着信
少し間を置いて私が出ると
「もしもし?」
そう、少し控えめで
クセのある声が聞こえてくる
『こんばんは』
緊張しながら返すと
翔琉くんは少し笑って
話し出した
「桜空ちゃんって
こういう字書くんだね
俺、昨日グループ入ったとき
最初誰かわかんなかったよ」
確かに桜の空でさくら
珍しい名前だと思う
それよりも、
追加が来なかった理由が
嫌われていたからじゃなかった
それがとても嬉しかった
『珍しいでしょ!
なかなか読める人いないんだよね』
それから私たちは
2時間半ほど電話していた
そして、その中で
翔琉はノリが良くて話しやすい事
サッカーが大好きでキャプテンをしている事
でも、すごく馬鹿なこと
それから、
もうすぐ2年を迎える彼女がいること
たくさんの事を知った
少し照れながら
でも嬉しそうに彼女の話をする翔琉
照れ笑う声を聞きながら
私は駄目だ、そう思った
間違いなく、彼を好きになる
終わった電話の履歴を見て
溜め息をつき
明日は塾だ
私は翔琉に会える喜びと
少しの気まずさを抱え
布団へ入った
翔琉くんからの着信
少し間を置いて私が出ると
「もしもし?」
そう、少し控えめで
クセのある声が聞こえてくる
『こんばんは』
緊張しながら返すと
翔琉くんは少し笑って
話し出した
「桜空ちゃんって
こういう字書くんだね
俺、昨日グループ入ったとき
最初誰かわかんなかったよ」
確かに桜の空でさくら
珍しい名前だと思う
それよりも、
追加が来なかった理由が
嫌われていたからじゃなかった
それがとても嬉しかった
『珍しいでしょ!
なかなか読める人いないんだよね』
それから私たちは
2時間半ほど電話していた
そして、その中で
翔琉はノリが良くて話しやすい事
サッカーが大好きでキャプテンをしている事
でも、すごく馬鹿なこと
それから、
もうすぐ2年を迎える彼女がいること
たくさんの事を知った
少し照れながら
でも嬉しそうに彼女の話をする翔琉
照れ笑う声を聞きながら
私は駄目だ、そう思った
間違いなく、彼を好きになる
終わった電話の履歴を見て
溜め息をつき
明日は塾だ
私は翔琉に会える喜びと
少しの気まずさを抱え
布団へ入った