パーカーを脱いだはいいものの、霧澤さんの視線と反応が怖い。

私は、勢いに任せて言い訳をした。


「きっ、霧澤さんとプールに入るから、新しい水着をマスターと綾辺さんに選んでもらって・・・でも、これは自分で選んでっ」


視線をそらしたまま、さっさとプールに浸かりこむ。


「もっとセクシーなのが良かったですか?
それともキラキラしてる方が・・・」


そこまで言うと、おもむろに霧澤さんが近づいてくる。


そして腕をひかれ、プールサイドに背もたれる状態。



「あいつらと水着の買い出しか?」


霧澤さんの顔、ものすごく不機嫌だ。