4月

中学1年生

小学校を卒業し 新しい学校生活がはじまった。

部活はバドミントンに入った。
そこでひとりの女の子と出会った。
その子の名前は かえで
その子は わたしの小学校の頃の親友の幼なじみで 1回だけ遊んだことがあった。
最初は話し方もぎこちなかったがどんどんうちとけていき いつのまにか親友になっていた。
ある日 その子と 好きな人の話をした。
小学校のころ夢中だった彼は諦めている。だから 適当に 笹本 と答えた。

その日からだろうか。
それとももう少し後だろうか。
いつのまにか 笹本のことが好きになっていた。
笹本とは 4年生から6年生までずっと同じクラスだった。でも 中学に入ってクラスは別れてしまった。
結構仲のいい方だった。
小学校の卒業祝いのディズニーも彼と その他の男子と行った。そのくらい 地味に仲が良かった。

彼のことが好きだと 適当に言ったけれど
もうこの時は本当に好きになっていた。
人間は 一瞬で人を好きになれるのだろう。すごいと思う。
私が彼を好きになったのは一瞬ではないが 適当に答えてから一週間もたっていないと思う。
本当にいつのまにか好きになっていた。