「て事は、私に谷村を呼べっていう意味?」


「お願いします。」


「…分かったよ。」


「ありがとう奈津美!」


本当に、奈津美に感謝だよ!


放送室の鍵を借りて、当番表を書き始める。


やばい程、超ドキドキするんだけど!


緊張のあまり、当番が進まない。


進まないというより、集中が出来ない。


シャーペンをいじってると、ドアを叩く音が聞こえた。


「どうぞ。」


そう言うと、入ってきたのは谷村だった。


見た瞬間、心臓がもっと高鳴った。


「また当番表を任されたん?」


「そうだよ。」


緊張のせいで、うまく会話に繋げれない



「で、あの時の返事は?」


きたぁあああ!


体が一時停止する。