谷村は、私の家の下につくと、真剣な顔をして振り返ってきた。


「単刀直入に言うよ。…好きなんよ。」


え…。


「……冗談でしょ…。」


「いいや。」


頭が真っ白になった。


「…月曜日に…、返事を出すから…。それまで待って…。」


「…分かった…。」


そう言い残して、谷村は帰っていた。


「…どうしよう…。告られた…。」


今になって、やっと谷村に告られたんだと認識した。


「私の…気持ち…。」


谷村に対する、私の気持ちは…。


【突然の告白・終】