「じゃあ、また明日ね。」


途中の横断歩道で、奈津美と別れて家に向かう。


「…。なにやってんの?」


後ろから、急に気配がするから振り返ってみたら、何故か谷村がいた。


「うん?待ち伏せしてた。」


「お前はストーカーか!」


自分なりに、ツッコミをいれながら谷村と帰る。


待ち伏せされて驚いたけど、何故かその事に対して嬉しい自分がいた。


【心の揺れ・終】