「あ、うん。場所はどこにしようか?」


「グラウンドは部活生が結構居るだろうから、すぐそこの公園でどう?」


「うん、分かった」


ある程度場所も決め、小林くんは自分の席へと戻って行った。


「このみってさ、小林と付き合ってんの?」


近くでやり取りを見ていたまーちゃんが、じーっと小林くんを見ながらそう言った。


「えぇ!?つ、付き合ってはいないよ!」


「付き合って“は“ってどういう事ー??」


ニヤニヤとしながら、私にグイグイ近付いてくるまーちゃん。


まーちゃんは、勘がものすごくさえる。