高鳴っていく、心臓音。


ドクンドクンと、加速していくばかりの音。


私に伝わってくる音。


でもこれってー……。


「もしかして、夏目くんも・・・?」



パッと夏目くんを見ると赤くなった顔で。


「・・・悪い?」


間違いなく、夏目くんの心臓の音。