学校が、終わるとそのままコンビニに行く。
ひとり暮らしだから、毎食コンビニだ。
でも、私はコンビニのごはんも結構気に入っている。
コンビニの前に不良たちがたまっている。
不良というより、暴走族らしい。
一ヶ月前から、ここらへん一体にたまりだした。主にこのコンビニに。
私は、三ヶ月前から、このコンビニにほとんど毎日通っているのに、コイツらは、コンビニに入る客を睨みつけてくる。
おかげこのコンビニに入る客は数少ない。
私の方が先に通っているのに、負けたくない。
そんな私の意地で、このコンビニに通い続けている。
今日も睨みつけられて、気分が悪い。
殴りたい気持ちを抑えて、コンビニに入る。
いつものように、パンとお茶を買う。
不良たちからの視線を感じながら、コンビニを出て、河川敷に向かった。
私は、いつも河川敷で夜ご飯を食べる。
それは、家に居たくないから。
あの家には私の居場所なんてどこにもない。
あの家に居ると、いやでもママのことを思い出してしまい、息がつまる。
パンを食べおわって、スクールバッグから教科書を取り出し勉強をする。
お金がないから、奨学金で大学に行くため、私は暇さえあれば勉強をしている。
おかげで、私は学年トップを維持できている。
空が真っ黒に染まり、教科書が見えなくなったから、時間を見ようとケータイを見る。
21:50。
そろそろ帰ろうとした時、突然死んでしまったを掴まれた。