ガチャ

梓馬は、2階の1番手前にある部屋の扉を開けた。


「梓馬さん、お疲れっす!」

「お疲れー。」

「…………。」

部屋の中から3人(?)分の声が聞こえた。


「おう、お疲れー。」

そう言って、梓馬は私を部屋の中に入れた。


「え……誰っすか?」

赤色の短い髪をツンツンに立てた男がきょとんとしている。

「柚希ちゃんだろ?昨日、梓馬が言ってた。」

柔らかそうな茶色の髪の男が言った。

「………雄大は昨日バイトで居なかった。」

ぼそっと小さく呟いたのは、金色に近い茶色の猫毛の男。


この人達もカラフルだな……。

でも、そんな派手な髪色も似合う位イケメン。