私は大部屋の大きな窓から星をみていた

凌也に助けてもらったことからのことを

振り返っていた

ほんと、いろいろあったなぁ

そしてあの日に感謝したい

今ならあの父親に少し感謝したいくらいだ

まあ、絶対にしないけど

ガチャッ

ん!?

「凌也…」

そういえばどこいってたんだろ

凌也は私の隣にくる

「あいつらと打ち解けたみたいだな」

「うん。みんないい人達ばっかりだね」

「当たり前だ。俺の自慢の仲間だからな

 あいつらには絶対言わないけど」

凌也はみんなのことを考えているのか

少し微笑んでいた

だから私も少し笑ってしまった

笑顔って移っちゃうな