玄関をでると凌也が外で待っていてくれた

まっててくれたんだ

なんかうれしいかも

「もういいのか?」

やっぱりママが少し気になるけど後悔なんてしない

「うん。」

「…そうか。いくぞ」

二人とも車に乗って再び溜まり場へ向かう

いつものように静かな空間がながれる

けど、今日はちがった


「ほんとは聞くべきじゃないのかもしれ  ねぇけど
 もしかしてDVうけてたのか?」

!!

なんで…それ…

どうしよう。なんていえばいい?

凌也たちは私を助けてくれた

やっぱり言うべき?

けどまだ怖い…

「…え、と…」

「……」

どうしよう…

私はいままでにないくらい動揺していた