生徒会長?あぁ、こいつがさっき放送で喋ってたやつか。

ろくに学校に行ってない分、生徒会長がどんな奴なのか知らなかった。

「生徒会長だとしても関係ねぇよ。」

『ちょっと待ちなさいよ!!』

そんな声も聞かず階段を登った。

1年C組の教室に着いて扉を開けると、クラスの奴らが変なものを見るように俺を見てきた。

3ヶ月が経っても俺はクラスの奴らと馴染めずにいた。

ドスッ と机にバックを置いて、音楽プレイヤーと漫画をもって屋上に向かった。

とても静かで、誰も来ない屋上は俺にとって最高の場所だった。

大好きなロックを聞きながら読む漫画は暇つぶしにもってこいだった。