お祭りに行って早一週間が経った。


私はもう倉庫には行かなくなり、就職しようと資格の勉強を始めた。


(いつまでもうじうじしてられない。)


そう思った。


「はぁ~、疲れた。」


そう言って眠そうに帰ってきた沙絵子さん。


「お帰りなさい。」


「あぁ、まだいたの。てっきりもう夜遊びしに行ったのかと。」


沙絵子さんはそう言って化粧を落とし始めた。


「あの…。」