「一翔の周りには匡さんくらいしか頭の良い方はいらっしゃらない様ですわね。」
「なっ!さっきからなんなんですか!!一翔一翔って母親か何だか知りませんけど一翔の仲間を馬鹿にしないでください!」
私は我慢ができなくなり、反抗した。
「馬鹿にする?私が?ふふっ…面白いことを仰るのですね。」
蓮華はそう笑った。
「親が子供心配して何が悪いんですの?」
「悪いとか、そう言うこと言ってるわけでは…「梨華さんは子供を産んだことがないのですからそういう無責任な事を言えるんですわ。」
「…それは…。」
梨華が言葉に困っていると浅緋が言った。
「蓮華さんは僕らにどうしてほしいんですか?僕らが抜ければいいんですか?」
「浅緋さん…でしたわね。私はそんなこと望んでおりませんわ。一翔は私の言葉を耳には入れませんもの。……ただ、私は梨華さんに別れてほしいと言ったんですわ。」