ああ…そうだ。 私、日向君のことが好きなんだ。 日向君と一緒にいてドキドキしたのは君が好きだから。 触れられたところがずっと熱いのは君が好きだから。 言葉にするともやもやしていたものが晴れていくような気がした。 「わかってんじゃん!」 英里ちゃんは私の方を見てニコッと笑ってくれた。 「後は素直になるだけだね!」 素直になる…? それは気持ちを伝えるってこと…? それは… 「無理だよ…。」