「ありがと日向君…」


「ん。」


後で渡辺君にもお礼を言わなきゃ。


日向君私のためにここまでしてくれて…


ほんとやさしいな…


2人でしばらく待ってるとみんながぞろぞろと戻ってきた。


日向君は立ち上がって自分のクラスに戻ろうとした。

「あっ…日向君、またね!」


「じゃーな。」


日向君はそれだけ言うとこちらも見ずにバスから降りてしまった…。