「っぶね。」


…あれ?痛くない?


そっと目をあけてみると


渡辺くんが私の腕をつかんで支えていてくれた。


「あっ!ありがと!」


「ったく。危なっかしい…」


よかった…怪我しなくて。


「花、大丈夫?」


あやちゃんが駆け寄ってくれた。


「うん。大丈夫だよ。行こっか。」


私達はまた歩き出した。