「お待たせ~はいっ、これ!」


私はまだ机に突っ伏している日向君に声をかけていちごミルクを渡した。


けれど何も反応がない…


ん?どうしたんだろう…?


「日向く~ん?」


私は日向君の頭をツンツンと触った。


すると日向君はもそっと動いた。


あっ!やっと動いた!


…と思ったら机に突っ伏したまま顔をこちらに向けてきた。


あれ…?


「日向君、寝てる?」


こちらに向いた顔は目をつぶっていてスースーと寝息を立てている。