『神楽様、高畑様、荷物をお持ち致します。』


『あぁ…ありがとうございます。』


いきなりで思考が追い付いていない様子。

『じゃあ、ご飯食べに行こう!!二階の大広間で!!』


その場で固まって天井のシャンデリアを見ながら悠輝君が言う。


『なぁ…桜田…。このシャンデリア、いくら位すんの??』


悠輝君が指を指す方を見ながら、しばらくウーン、と考えた。



『安い方だと思うよ。五百万くらいじゃないかなぁ??』


『……五百万で安い方って…。どーゆー神経だよ。』


ちょっと…小声で言ったつもりだろうけど、ちゃんと聞こえたから。



『理恵!!悠輝君!!早く−!!』

いつの間にかエレベーターに乗った茉李に呼ばれ、ウチと悠輝君は茉李達が待つエレベーターへ行った。











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