「は………!?」


思わず大声で叫んでしまった。


それでもお嬢さまはソファで熟睡している。



…………ねご、と?

寝言でそんなことを言うなんて………。




「……本当に狡いですね、お嬢さまは。」



そんなこと言われたら、僕はますますお嬢さまを………


「好きになってしまうではありませんか……。」


これ以上好きになっても辛いだけだと分かっているけど、この気持ちは止まることを知らない。

抑えようとすればするほど、気持ちは溢れるばかり……。