「ちょっと見てくるね」
「うん」
私は外にいる人を、
見ようとインターホンを見ると
「澪……」
私は玄関のドアを開けた。
「やっほー、あず」
ニコニコと手を振る澪。
「学校は、どうしたの? 」
「今日は創立記念日で、学校は休みなんだよ。だから、お見舞い! 」
手には、
ケーキか何かが入った箱があった。
「中、入っていい? 」
「なっ中⁉︎ 」
それは、かなりまずい。
だって家には……
「うん。……誰かいるの? 」
「いっ、いや……いない。どうぞ……」
私は澪を部屋に入れた。
あぁー、
もう最悪だ。
澪と夜神。
最悪な2人組。
「はぁ……」
「ん? どうかした、あず」
「何でもない」
あぁ、どうしよう。
最悪なシュチュエーションが頭の中に浮かぶ。