始業式から2週間がたった。ともなとゆか以外に2人仲のいい友達ができた。

樋口まさみ。背は小さめでおっちょこちょい。一つ一つの行動とか言葉が面白くていっしょにいて楽しい。

山口里佳。まさみと同じでおっちょこちょい。でもやらなきゃいけないことはちゃんとやる。隠れしっかり。

そんなこと思ってたらまさみが話しかけてきた。

「萌夏~ちょっときいてぇ。」

「どーしたの?」

「海斗がさぁ冷たいの!」

海斗はまさみの彼氏。目立つわけじゃないけど優しいしいい人。

「そっかぁ照れてるだけだよ。まさみがかわいすぎて直視できないんじゃない?」

「そーなのかなぁ・・・ってうちかわいくないし!!萌夏にいわれても嫌味しか聞こえないーー」

「いやいや。まさみはかわいいよ?うちが男だったら絶対告白してる」

「なにそれ笑海斗に聞いてくる」

「そーしなぁ」

「聞いてくれてありがとね!萌夏はなんかないの?恋バナ」

「彼氏いないしきゃぴきゃぴなる話なんてないよ」

「えぇー萌夏かわいいから告白したら絶対男子みんなOKするのに」

「そんなわけないじゃん笑うちのすきなひとは恋愛に興味ない感じだから」

「だれだれ?!恋愛に興味ないってことはあんま目立たないよね?」

「まぁーねー。じゃぁ仕方ないから教えてあげる」

「こ・・・・・・・・・・・・」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!なんで??!ていうかつきあってたんだ!!」

「そう・・・このことはみんなにはしーーっね」

「うんっ!りょうかい」