階段をおりると自動販売機は人がいて隠れいた。

誰か居るのかな・・・。

近づくとそこにいたのは祐太だった。

「あっ・・・」

私はうつむいてしまった。沈黙の時間が二人の間に流れる。

先に口を開いたのは祐太だった。

「昼に倒れたらしいね。」

「う、うん」

「実は見てたんだ。萌夏がはこばれるまで。」

「えっ・・」

じゃぁ中川くんに運ばれたのも見てたんだ・・。

「あいつ萌夏の新しい彼氏？」

びっくりして祐太を見上げると祐太はなんだか悲しい顔をしていた。

「ちっちがうよ！彼氏じゃないよ！」

「そっか・・・。」

「祐太は新しい彼女できた？」

「できてないよ。それに俺好きな人いるから」

好きな人いるんだ・・。そーだよね。自分のこと振った人なんかもう好きじゃないよね。

「そっそっか！その人と結ばれるといいね！」

私は自分で言った言葉になんだか涙がでてきてしまってばれないようにうつむいた。