神成と会った夜から、一週間が経った。
水曜日が巡ってくると、もう関係ないと分かっていながら、そわそわする自分に腹が立つ。
あれから雨続きなこともあって、土日も近所のスーパーに行ったのみで、慧とのお出掛けは実現していない。
ー私の気持ちを代弁してるみたい。
いつになくおかしな発想になって、直ぐにハ、と笑った。
そんな都合の良い空が存在しないことを自分はよく理解しているのに。
空が、、私の気持ちと一緒になってくれたらなんて、考えてしまう。
もう、、人はいいから。
せめて、空くらい。
勘違いで構わないから、
自分の思い通りに。
一緒に泣いてくれたらいい。