気がついて目を開けると、見知らぬ部屋だった。

「…?ここは…?」
「お、城崎棗くん。お目覚めかな?」
「…お前誰だよ…ここはどこだよ…」
「ここはブラックアイズの幹部室だよ。」
「ブラックアイズ…?そんな名前聞いたことがない…」
「まあ、普通の人間は聞いたことがないだろうな…笑」
「お前…なにもんだ…」
「城崎くん。君は今日からブラックアイズの一員だ。特になにも気にすることはない…。ただ私たちの言うことを聞いてくれればいいんだよ。」


嫌な予感しかしなかった。


「もしもし?私だ。城崎くんが目覚めた。例のやつを持って来てくれ。」
「お前…なにをするつもりだ…」
「そのうち分かるさ…」


コンコン
「失礼します。ボス。例の物お持ち致しました。」

棗はなにかも分からないその物を注射で体内に注入された。

「…っ!!なんだよ…!!これは……!!!」

目の前が暗くなって行った。

(海月……?)