…一週間後
「あーいーりーちゃん!」
「……」
「あーいーりーちゃん!」
「……」
「あーいーりーちゃん!」
「……」
全然話してません。ってかこっちが無視してる??
あの約束通り毎日…とゆうか常に話しかけてきます。いい加減うるさい……
(さすがにうるさいなー。でも、信司くんなんて言えないし、タメ語もきけないよー)
よりによって相談相手もいません…
(よし!ふっ切れた!!)
そしてこの後自分でもびっくりするようなことを………
「わかったよ!!言えばいいんでしょ?!はい!信司くん!!これでいーい??なんなら呼び捨てでもいいよ!信司!」
あたりが静まり返った。
(あーやっちゃったー…まぁこれで話しかけてこないだろう。)
「藍梨…ちゃん??」
(どーだ!!ひいたでしょ??)
「………......いーじゃん!!そのキャラボク好きかも!!」
(…え。まじかよ。)
「…藍梨だっけ??気に入ったよ!俺の名前は康生(こう)!よろしく。」
「藍梨ちゃん!!よろしく!もう知ってるとおもうけど、アタシの名前は麗(うらら)だよ。」
「藍梨!」「よろしくな。」「藍梨ちゃん!!」「よろしく。」「あいちゃん!!」「よろしくぅぅ!」「あいあい!!」「よーろ!」
(なんでこんなことに??ってか最後の方″あいあい″とかふざけてる笑笑)
「よ、よろしく。」
あっみんなの前で泣いちゃった…
「これからよろしくぅぅ」
こうしてなんか良く分からないまま、私はクラスの人気者になった。
(信司くん…初めて私をクラスになじましてくれた…ありがとう。)