「結衣。」

ドキッ

また胸が鳴った。

私は顔を真っ赤にしながらも森田の方を向いた。


「名前で呼んで。」

森田が優しい声で言った。


「かず…き…」

そういった瞬間唇に暖かいものが触れた。

…キスされた。