「えっ?」


「私も森田が好きっ!」


上を向いて、しっかり森田の目を見て言った。


その瞬間…

ぎゅっ――

森田の温かさが伝わってきた。


「振られるかと思ったっ…」


森田の声が耳元で聞こえて恥ずかしい。