「ねえ、3年の橘先輩かっこいいよね~」「分かる~。優しくて、元気でいいよね~!」今、RHが終わった後の教室。教室には、私夏川 星菜と、クラスメートの女子達が残っていた。テストがもうすぐなのに、どうしてそんなに自由で居られるのか分からない。「ねえ、星菜は好きな人とかいないの?」私に話をふって来ないで欲しい。私は、何事でも1位を取らなきゃいけないのだから...。でも、私は愛想よく「好きな人?う~ん...いないかなあ?」と作り笑いと、優しい声で答える。聞いてきた彼女は、「ふ~ん。そうなんだ。」と言ってまた、友達と話をし始めた。ってか、言ってどうするつもりなんだ。流すのか?ってこんなひねくれた事ばっか言ってるけど、別に友達を嫌っている訳ではない。一緒にいると、「めんどうくさい。」ただそれだけ。一緒にいたら、自分のペースを崩されそうだから。