【葵】

春、私、本条葵は中学生になった。
中学校は家から歩いても10分かからない。
なのでいつも家を出るのが遅かったのです…(^^;
今日は寝坊して軽く走ってます~♪
って、こんな余裕越えてるのはもう遅刻決定だから…笑
信号確認せずに渡ろうとすると後ろからいきなり腕をひかれた。
私はビックリしてその手を無理やり離した。

「わっ、ごめん!車来てたから!危ないと思って…汗」

そこにいるのは美少年…!

しかもその制服はめっちゃ頭良い高校じゃん!

私はじーっと美少年の顔を見つめていた。
「…なに?なんか付いてた?」
不思議そうに私に尋ねる。
「あ、ごめんなさい!助けてくれてありがとうございました!…1つお尋ねしても良いですか?」
「ん?なに?」
「お名前教えてください!この恩はいつか必ず返します!」
「俺?俺は早川修。琉聖学園の1年!よろしくな笑」