ぐらりと、動かなくなった体が傾き枝から落ちていく。
地面に叩きつけられると同時に屍が無数の青い羽になり空へと舞い上がる。

そのときの羽の中、琅扞色の瞳が煌めいた。

私の前を猛スピードで通過する際、手が伸びてきた。
決して大きくないその手に首を鷲掴みにされ空まで持ち上げられる。