「凜、だよな…!?うわっ、久しぶり!!会いたかったぁぁぁあああーーっ!!」
わけが分からぬまま、勢いよく抱き締められる。
へ…?
へ…っ!?
なになになになに!?
これは一体どういうことですか!?
伊波の腕の中に私がいる。
突然のことに、思考はフリーズしてしまっていた。
何で私…抱き締められてるの?
それに、凜って名前で呼ばれたし…。
私達、初対面なのに。
「びっくりした…!藍澤凜って名前が聞こえてきてまさかと思ったんだけど。ほんとにまた会えるなんてっ……!!」
私を抱き締める伊波の腕に力が入る。
苦しいほど強く、強く。