笑い泣きをしながら壇を降りた。


次に大我が上がる。


「んー…。特になんもねぇ。」

その言葉に皆が止まる。


「けど、あるか…?」


訳が分からない。


「まず、サンキュな。

ここで過ごせて幸せだった。
糞みたいな俺の人生が変わった。

七海緒と同じになるけど、俺の世界に色をつけてくれたのは

沙亜羅だった。

沙亜羅と出会わなきゃ、お前らの事なんて分かろうとしなかった。

ありがとうな。沙亜羅。

そして、お前らも。」