「つーか。やるぞ七海緒。」


「あぁ。うん。」


大我がボソッと呟いた。

"本当の卒業式"

って…。


「静かにしろ!」


集まってる皆に架瑞が怒鳴る。
シーンと静まりかえる。


「これから、朝比奈 大我および会津 七海緒の卒業式をする。」


七海緒が、壇の上に立つ。
深呼吸を繰り返す七海緒。
七海でも、緊張するんだ…。


「えー、まずこんな俺について来てくれてありがとう。

うん。バカやってたと思う。
無茶もした。お前らが居なきゃ今の俺は居ない。」