「うん、俺頑張った…」


小波さんに感謝した一日だった。


のちに小波さんがヤクザの娘さんだと聞き…。


その後の反応は困ったものだった。


衣麻を家まで送り、強く抱きしめる。


衣麻は…


「怖かったけど、何もされなくてよかった!」


って、笑いながら俺に言った。


「実話…」


本当の事を話そうと思ったけど…、


衣麻の悲しい顔を見たくなかったからその場はとりつくろい。


「じゃ、じゃあ!」


頷く衣麻。


「ゆっくり休めよ?またメールする!」


手を振りながら、俺は走った。


今日の事を整理しながら家に帰った。


今日の事は、小波さんに感謝感謝っ!


小波さんは、俺の中で憧れになりました!


あんなカッコいいのは男なら誰でも憧れると思い、


衣麻の事を心配しながらも眠った。