~♪~


「あ、俺か…あっ、母さんだ…」


衣麻と顔を見合わせる。


ちょっと、恐る恐る電話にでた。


『泊まるなら連絡だろ?』


『うん』


『女遊びはほどほどに…』


『はっ?俺、女遊び何て余裕ねぇから!』


『彼女ん家?』


『あ?』


『ふふふ…』


うぜぇ~。


面倒くせぇ~。


ブチッ…!


切ってやった。


「俺の母さん、変人だか…」


振り向くと衣麻は、スヤスヤと寝ていた。


衣麻の髪を優しく撫でながら


「おやすみ、衣麻ぉ~♪」


寝息を立てる衣麻に呟きながら布団に潜った。