冬の寒さを肌で感じなければいけない状況になっていたとすれば、それは試練とも言えただろう。


土の中でずっと寒さに耐えて過ごす日々は考えただけでも鳥肌が立った。


そうならなかった事に安堵しながらも、あたしはこれからどうすればいいのだろうかと考えた。


感覚が戻ったという事は、これから何かしら変化が訪れるのではないだろうか?


その変化が何なのか、あたしにはまだわからない。


いい変化なのか、悪い変化なのかも検討がつかなかった。


それとも、ただ感覚が戻っただけで何も変わりなどないのだろうか?


神様が気まぐれで遊んだだけ。


ということもあるかもしれない。