「けいちゃん! 今度、筒井さんご飯OKやって!」

「マジで! うわー、どんな感じなるんやろ? めっちゃ楽しみやわ♪」

俺、山野佳祐と中学からの親友で、高校2年の夏から同じ居酒屋でバイトをしている、佐々英雄がバイト先のアイドルとのご飯の約束をしてきてくれた。

「でも、俺筒井さんと挨拶だけで、喋ったことないけど大丈夫かな?」

「まぁ、大丈夫っしょ」

「てか、筒井さん何歳なん?」

「俺も知らんねん! 25歳くらいちゃう?」

「あー、なんか緊張してきたわ」