「んで、ナースステーションは確かこっちだったな。」
階段を上り切った健二は足を左に向け、電灯の点いている方へ歩いていく。
そしてついにナースステーションの脇まで来た。
健二は壁に張りつくと、ゆっくりと頭だけをつき出した。
ナースステーションはちょうど通路の曲がり角に設けられていて、半円型になっている。
壁に沿って整理ダンスがいくつか並べられていて、患者のカルテが入っていそうな場所はそこしかない。
そして、ナースステーションの出入口は半円型の受付けの中央よりやや向こう側にあるようだ。
よし、誰もいない。
健二は携帯を取り出しながら、出入口に向かった。
「武弘に電話電話っと。」
電話帳に武弘を見つけて、ナースステーションに入ったその時、
ガツッ、
健二は何かにつまずき、ナースステーションの中へ俯せに転んだ。
その時に携帯を手から離してしまい、床を滑っていった携帯は整理ダンスに当たって止まった。
「いてててて、何なんだよ。」
そう洩らしながら起き上がり、携帯を手に取る。
階段を上り切った健二は足を左に向け、電灯の点いている方へ歩いていく。
そしてついにナースステーションの脇まで来た。
健二は壁に張りつくと、ゆっくりと頭だけをつき出した。
ナースステーションはちょうど通路の曲がり角に設けられていて、半円型になっている。
壁に沿って整理ダンスがいくつか並べられていて、患者のカルテが入っていそうな場所はそこしかない。
そして、ナースステーションの出入口は半円型の受付けの中央よりやや向こう側にあるようだ。
よし、誰もいない。
健二は携帯を取り出しながら、出入口に向かった。
「武弘に電話電話っと。」
電話帳に武弘を見つけて、ナースステーションに入ったその時、
ガツッ、
健二は何かにつまずき、ナースステーションの中へ俯せに転んだ。
その時に携帯を手から離してしまい、床を滑っていった携帯は整理ダンスに当たって止まった。
「いてててて、何なんだよ。」
そう洩らしながら起き上がり、携帯を手に取る。